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Power Automateのご紹介

2021年9月1日

今回は弊社がお客様へRPA導入支援の際に選定するRPAツールの一つ、 「Power Automate Desktop」の親機能である「Power Automate」の概要や特徴 についてご紹介します。

■目次

  1. Power Automateとは
  2. 特徴
  3. まとめ

1.Power Automateとは

使用頻度の高いアプリやサービスとの間にファイルの同期、通知の受信、データの収集などの自動化されたワークフローを作成することができるサービスです。

Microsoft社が2016年11月に発表したワークフロー自動化エンジン「Microsoft Flow」が前身で、これに繰り返し作業の自動化を支援するRPA機能「UI flows」が追加され、新ブランド「Power Automate」として生まれ変わったRPAです。

Microsoft製品以外にも、Twitter・Facebook・Gmail・Google スプレッドシートなど様々なアプリケーションと組み合わせることも可能です。(契約プランによって組み合わせることができるアプリケーションに違いがあります)

コード不要もしくは少量のコードで、一般的なビジネスユーザーからIT担当者まで幅広いスキルレベルのユーザーが利用することができます。

編集画面が見やすく、初心者の方にも操作しやすい設計になっています。

2.特徴

Power Automateには汎用的なRPAツールにはない魅力的な特徴がたくさんありますのでいくつかご紹介します。

・サービス間の連携に強く、信頼性も高い

現在、400種類以上のサービスと連携してデータを管理することができます。 API対応のアプリケーションは信頼性の高いAPIを、未対応のアプリケーションは 「UI flows」を使用して連携します。

・ 「AI Builder」が利用可能

コーディングやデータサイエンスの知識・スキルを必要とせず、誰でも簡単にAI を利用することができます。

AI Builder

ビジネスプロセスを最適化するように設計されたAIモデルを提供する機能。

・豊富なテンプレートが用意されている

目的に合ったテンプレートを活用することにより、ワークフローを素早く効率的に作成することができます。

・直感的に操作できる

非エンジニア、エンドユーザー、開発者、IT管理者など、誰でも気軽に操作・ワークフローを作成することができます。

・クラウドネイティブサービスによるコストの最適化

クラウドプラットフォームである「Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)」上で稼働しているため、必要なリソースを必要な時に合わせて利用でき、RPAのコスト最適化を実現することができます。

・モバイルでの利用が可能

Android、iOS、Windows Phone向けのモバイルアプリケーションが用意されており、 場所にとらわれずにワークフローを作成・管理することができます。

現在、400種類以上のサービスと連携しており、テンプレートも豊富に用意されています。

3.まとめ

まず、目的ごとにフローのテンプレートが豊富に用意されているのは嬉しいですね!

目的によってはテンプレートをそのまま使用することもできますし、細かい処理は自分でカスタマイズすることもでき、開発工数もある程度抑えることができます。

また、有償プランで使用可能になる機能ではありますが、「AI Builder」でビジネスニーズに合わせたカスタムAIモデルを構築してデータ収集や情報分析を行なったり、Power Automate Desktopで作成したフローを指定したトリガー・スケジュールに基づいて自動で実行するように設定したりと魅力的な機能が満載です。

Power Automate とPower Automate Desktopの連携方法については別の記事でご紹介しますので気になる方はぜひご一読ください!