RPAの「内製化」とは?メリット・デメリットや成功させるポイントを解説!
2024年2月22日
業務効率化の手段として以前から注目されている「RPA」。
人間の代わりに24時間稼働させることができ、生産性の向上や人手不足の解消、ヒューマンエラーの防止にも大きく貢献してくれます。
RPAツールは通常のシステム開発と比較すると、導入にかかるコストが安く、導入後は自社で運用することも可能です。
本記事では、RPAの内製化を行うメリット・デメリット、そして内製化を上手く進めるためのポイントなどを紹介いたします。
目次
1. RPAの内製化とは?
RPAを導入し開発するためには、「内製化」と「外部委託」の2つの方法があります。
内製化は、RPAで自動化する業務の洗い出し、要件定義、設計、開発、テスト、運用・保守といった一連のプロセスを、自社内で行うことを指します。一方で外部委託は、こうした工程を外注することを意味します。
RPAはドラッグ&ドロップ操作で簡単にワークフローが作成できるため、プログラミングの知識が不足していても理解しやすく、内製化を目指しやすいツールだといえます。
2. 内製化のメリット
次に、RPAを内製化するメリットを3つご紹介します。
◆ コストを削減できる
代表的なメリットの一つとして、コストの削減が挙げられます。外部に委託すると、開発やその後の運用・保守などの費用が継続的に発生しますが、内製化であればこうしたコストを抑えることができます。
最初のうちはRPA担当者を育成するための研修費が発生したとしても、将来的に自社の社員だけで対応できるようになれば、外部委託に比べてはるかにコストを削減できます。そのため、こうした研修費は中長期的に見ると価値ある初期投資だといえるでしょう。
◆ 社内にナレッジを蓄積できる
内製化をすることで、社内にナレッジが蓄積されるというメリットもあります。ナレッジが溜まると、前回よりもスムーズなロボット開発が可能となります。
また、ナレッジ・ノウハウを組織内で共有することで、RPAを扱える人材を増やせるため、全社的に業務の自動化・効率化が進むことが期待できます。
◆ トラブル発生時に即時対応が可能
ヒューマンエラーを防いでミスなく作業を行うRPAですが、既存の手順が変わったり、外部事情の影響を受けたりすると、エラーが発生する可能性があります。
こうしたトラブル発生時に、外部委託では必ずしも迅速な対応が行ってもらえるとは限りませんが、内製化であれば自社内で即座に対応できるため、スピーディな問題解決が可能となります。
3. 内製化のデメリット
内製化には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
本章では、デメリットについてもご紹介しますので、事前にこうした側面を理解したうえで、自社に適したRPAの運用方法を検討しましょう。
◆ 開発担当者を育成する必要がある
社内にRPAのスキルがある人材がいない限り、新たに開発担当者を育成する必要があります。
短期間での基本スキルの取得を目指すのか、時間をかけて一人前と呼ばれる状態を目指すのか、目標によって育成の期間は異なります。どのレベルまでスキルを身につけさせるか、事前に検討しましょう。
もし初めてRPAを導入する際は、外部の教育サービスを活用するなど、プロの支援を受けながら進めることをおすすめします。
◆ 専門知識をもった人からのサポートが受けられない
内製化すると、外部の専門知識を持った人からのサポート・アドバイスを受ける機会が無いというデメリットが生じます。
RPAなどのIT技術は常に進化し続けるため、新機能の導入やアップデートに対応するためには、社内でこうした情報を収集し、実行する手間がかかります。
また、トラブルが発生した場合も自社内で解決する必要があります。
◆ 導入直後は、担当者の業務負担が増える
RPAに関わらず、新システム導入時は初期の段階で多くのリソースと時間がかかります。
とはいえ、将来的には開発したRPAによって多くの業務が自動化されるため、組織全体の業務負担は減少していきます。
4. 内製化を成功させるためのポイント
内製化を成功させるためには、開発担当者の育成が重要な鍵となります。
しかし、社内にRPAに関するノウハウがない状態での導入・運用は難しく、独学では誤った知識を身につけてしまう危険性もあります。
そのため、まずはRPAに精通している外部企業の教育サービスなどを上手く活用し、正しい知識とスキルを身につけることをおすすめします。プロから学んだ内容を組織内に共有し、それを基盤にして社内のRPA人材を増やしていくことが望ましいでしょう。
5. RPA人材の育成は、オルトロボにお任せ!
弊社では、RPAの内製化を目指す企業様に向けて、一連のプロセスをすべて自社内で完結できるように育成する、研修プランをご用意しています。
質問のしやすさや対話を重視したマンツーマン形式の教育が好評で、手厚いサポートを受けたい方にぴったりなサービスです。
また、企業様ごとにオリジナルのプログラムを作成し、実務に則した形のロボット開発を行うため、即戦力としての活躍が期待できます。
こんな方におすすめ!
自社にRPAの知見があるスタッフがおらず、研修を探している
手厚いサポート・質問のしやすい環境を希望している
自身の成長スピードに合わせてRPAを学びたい
実務に則した開発を学び、即戦力として活躍したい
お客様がRPAを使いこなし、最大限まで業務効率化を図れるよう、しっかりとサポートいたしますので、安心してお任せください。
6.終わりに
今回は、RPAの内製化におけるメリットやデメリット、成功させるためのポイントなどをご紹介しました。社内でRPA担当者を育成し内製化することで、外注費を抑えて業務効率化を図ることができます。
弊社には、RPAが日本で利用され始めた黎明期から導入支援に携わっている経験豊富なメンバーが在籍しております。教育サービス以外にも、貴社に最適なツールのご提案や、開発などのご依頼も承っております。RPAに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。