働き方改革で注目されるRPA
2019年5月26日
2019年4月から施行されている働き改革関連法ですが、働き方改革に伴いRPAの注目度が上がってきていると思います。
改めてRPAを取り上げている記事を見つけたので紹介します。
参考サイト:
働き方改革の“即効薬”? いま「RPA」が注目される理由
1.RPAとは?
「ロボティック・プロセス・オートメーション」(Robotic Process Automation)の略。
まるでロボットがいるかのように、アプリケーションやシステムを自動で動かしてくれるプログラムに、既存の業務を代行させるという概念です。
2.RPAで何ができるか?
既に存在しているアプリケーションやシステムを使って、既に人間が行っているのと同じ作業を、ロボットの正確さとスピードで自動化できます。
3.なぜ今RPAか?
今年4月から施行された「働き方改革」によって、短期間・低コストで従業員の仕事を大きく減らせる施策が考えられているが、RPAがあれば、これまで「費用対効果の観点からシステム化が見送られてきた作業」を自動化できる可能性が開けるため注目されています。
4.RPAが得意なこと、苦手なことは?
RPAはこれまで人間が行ってきた作業(アプリケーションやシステムを通じて行うもの)を、そのまま自動化するというツールであるので、例えば、決まった時間にファイルをダウンロードする作業等、定型業務は得意です。
しかし決められた通り動くが故に、RPAは想定外の事態に非常に弱いです。
先述の例で言うと、ダウンロードを実行するボタンの場所が変わっただけで、作業をストップしてしまう場合もあります。
もちろんこうしたイレギュラーな事態が発生した場合の対応を、あらかじめ設定しておくこともできます。またRPA製品によっては、多少の変化であれば対応できるものも多いですが、あらゆる変化に対応できるわけではありません。RPAは、開発時より運用時の監視・メンテナンスの方にコストがかかる場合があることに注意すべきです。
5.人間が機械に合わせる時代に
RPAの苦手な点をふまえ、機械のやり方に人間が合わせるといった努力も必要になってきます。
こうした課題がありつつも、RPAは多くの企業に注目・導入され、成果を生み出し始めています。
現在、働き方改革により注目を集めているRPAですが、この記事にある通りRPAの苦手なことを意識し、時には機械のやり方に人間が合わせるということを取り入れながらRPAの導入を進めるとより効率が上がることを実感するのではないかと感じました。