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【新卒ブログ#3】「エンジニアって楽しい!」文系からITに挑戦。RPA開発の業務とリアルな働き方—Kさん編

2025年9月30日

はじめまして!オルトロボで新卒エンジニアとして働いているKです。 

私は大学では地域経済学を専攻しており、プログラミングの知識がない、完全な未経験からエンジニアの道に進みました。IT業界に興味・関心はあったものの、正直なところ「本当に自分にできるのかな…?」という不安もありました。

ですが今では、「オルトロボを選んで本当に良かった!」「エンジニアって楽しい!」と思えるほど、毎日イキイキと働いています。

今回のブログでは、下記の内容をメインに、未経験からエンジニアになった私のリアルな働き方についてお届けします。

  • 実際にどんな業務を担当しているのか
  • 1日の働き方
  • オルトロボの雰囲気やカルチャー

オルトロボに興味を持ってくださっている方や、同じように「未経験からエンジニアを目指したい」と考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います!

 

1. 自己紹介(学生時代の学びとオルトロボを選んだきっかけ)

大学では地域経済学を通して、地域の人口減少や活性化について学び、地元の人と大学をつなぐ活動にも取り組んでいました。 

大学3年生の時に参加したインターンシップでは、ITが人口減少や人手不足といった地域課題に対し、業務自動化や遠隔対応という形で解決策を提供できることを知り、大きな感銘を受けました。

こうした気づきをきっかけに、過疎化が進む地域にある企業の業務を効率化し、企業が成長することで地域全体の復興につながるのではないかと考えるようになりました。そして、業務効率化を支援しているオルトロボの取り組みに共感し、興味を持ち応募しました!

卒業

▲大学の卒業式の写真です!

2. 現在の業務について

■実際に担当している業務

配属先について

入社後2カ月間の外部研修を終えた後、希望していたRPAのチームに配属されました。
現在は社内研修を受けながら、状況に応じて実務にも携わっています。

RPAとは「人がパソコンで行っている定型的な作業を、ソフトウェアのロボットが自動でやってくれる技術」です。例えば、人が繰り返し行う「検索」「入力」「メール送信」などの作業を、ロボットが代わりに処理してくれます。

 

社内研修の内容とツール

社内研修では、「UiPath Studio」というRPA開発を行うための専用ツールを使って、定型業務を自動化するロボットを作る練習をしています。UiPath Studioは、ロボットを作るうえで必要な部品を開発画面上に並べる作業が多く、主にマウス操作だけで開発ができるので、未経験からスタートした私にとっても扱いやすいです。

研修において特に興味深かったのは「UI要素」です。UI要素とは、ボタンや入力欄など、人間が普段操作している部品のことで、ロボットはこれらを認識・操作することで人間の動作を再現します。 ロボットに「このボタンを押してね」と教える作業は、まるで人に仕事を教えるような感覚でした。

ただし、思うように認識できないこともあります。その際は「セレクター」と呼ばれる住所のような情報を調整し、正しく操作できるように修正します。こうしたセレクターの調整や、待機時間の設定などのトラブル対応は、謎解きのようでとても楽しく、技術的な面白さを感じています!

課題への取り組み

基礎的な研修を終えてからは、実践に近い形での課題に挑戦し、これまでに計5つのロボットを作成しました。最初のロボットは、「こういう動きをするロボットを作ってほしい」という上司からの具体的な指示に沿って設計・開発しましたが、進めていくなかで自分がエラー対応に苦手意識があることに気づきました。

そこで現在は、上司が意図的に仕込んだエラーを一つずつ解消するという実践的な課題にも取り組み、デバッグ力を鍛えています。
 

実務経験

研修の進捗に応じて、徐々に実務も任されるようになりました。
初めての実務では、既存ロボットが「Webサイトの仕様変更により、クリック操作がうまくいかない」という不具合を起こしており、その修正を担当しました。

研修で「意図的にエラーを出して、それをどう直すか」という課題に取り組んでいたため、セレクターの見直しやUI要素の再取得など、落ち着いて対応することができました。

初めてお客様の案件に関わるということで緊張感はありましたが、上司からのサポートと、これまでの積み重ねが自信につながり、「実務って楽しい!」と感じる良い経験となりました。


 

■1日の流れ・仕事の進め方

午前

毎朝まずは、前日の進捗MTGの振り返りや連絡への返信など、決まったタスクからスタートします。
振り返りをすることで課題改善に努めており、「昨日の報告のタイミングや伝え方には改善の余地があるので、今日から改善しよう!」といった形で、すぐに行動に反映するようにしています。

それが終わり次第、研修で渡された課題もしくは依頼された実務に取り掛かります。タスクと時間の管理は自分で行い、上司からの締め切りを意識して計画的に仕事を進めています。

配属後3カ月での社内研修では、動画教材を参考にしながら基本的なロボット作成を実践していました。
現在は動画教材を使った研修を終え、実務に近い研修を行っており、上司から自分の習得度に合わせた課題を与えられ、試行錯誤を繰り返しながらロボットを作っています。


午後

午後もUiPath Studioでロボットを作る作業をしています。

不明点が出てきた際は、バーチャルオフィス(仮想空間をオフィスに見立てて使うサービス)で上司に相談しながら作業を進めています。 そこでは、自分の分身であるアバターを操作し、メンバー同士が近づくと自然に会話が始まり、必要に応じて画面共有も可能です。
また、会議中はアバターを会議室に移動させるため、社員同士の状況がひと目で分かり、質問や相談のタイミングにも迷いません。

17時からは上司との30分間の進捗MTGがあります。その日の業務報告や不明点の解消に加え、ちょっとした雑談など幅広い話をしています。 上司からのフィードバックはメモに残し、改善につなげています。

 

▲バーチャルオフィスで会話をしている様子です!

 

■学生時代の経験が今にどう活きているか

大学では経済学を学ぶなかで、複数の学者の視点に触れ、地域課題への多様なアプローチを考える機会がありました。学者の論理的な分析や独創的な視点に触れながら、自分自身でも課題を整理し、筋道を立てて考える力を磨くことができたと感じています。

こうした学生時代の経験は、現在取り組んでいるRPA業務にも活かされています。
RPAでは、人の業務をロボットに置き換えるために、業務の流れを論理的に整理し、作業の順序や必要な処理を明確にすることが求められます。大学時代に身につけた「筋道を立てて考える力」があるからこそ、試行錯誤を繰り返しながら最適な解決策を導き出す姿勢につながっています。 

 また、学生時代に病気を発症し思うように行動できない時期がありました。困難に直面しながら、持病と真摯に向き合い前向きに闘ってきた経験も、現在の業務で活きていると思います。 

例えば、研修で同期との習得度の差に落ち込んだときも、一人で抱え込まず周囲に相談したり、休日に自己研鑽に励んだりと、課題から逃げずに向き合うことができました。こうした姿勢はまさに学生時代の経験から培われたものであり、現在の成長を支える大きな要素だと感じています。

3. 働く環境と会社のカルチャー

■入社1年目からリモート×フレックスで柔軟に働ける

オルトロボでは、社員が働きやすいように様々な制度が用意されています。

代表的なものには、出社とリモートワークを個人の事情に応じて選べる制度や、フレックスタイム制度があります。フレックスを使うことで、コアタイム内で業務に合わせて始業・退勤時間を調整でき、その日の業務状況に応じてお昼休憩のタイミングも柔軟に決めることができます。

リモートワークは「人との関わりが少なくなるのでは」と思う方もいるかもしれません。オルトロボではその点も工夫されており、週1回のリモート全体MTGや社員旅行など、社員同士が自然に交流できる機会があります。

全体MTGでは、1週間の業務報告や情報共有・お悩み相談のほか、週替わりで司会が自身の趣味や関心事(スポーツ、最新のAIツール、好きなアイドルなど)を紹介する時間があり、和やかな雰囲気のなかで会話が広がります。

このように、働きやすさを支える制度と社員同士のつながりを育む仕組みが整っていることは、オルトロボの大きな魅力のひとつです。

 

■安心して頼れる人たちがいる環境

社長をはじめ先輩方は、私たち新卒含め社員のことを真剣に考えてくれています。

ある時、社長の野下さんが「Kさんの真面目で素直な所を魅力に感じて採用した。だから私や先輩を信じてついてきてほしい」と言葉をかけてくれたことがあります。 研修で進捗が遅く自信を失っていた私はこの言葉に救われました。

また、新卒一人ひとりに対して直属の上司とは別の先輩社員がメンターについており、月に2回ほど面談の機会があります。悩みを相談すると親身に耳を傾けてくれ、いつも的確なアドバイスをもらえ、毎回この時間がとても助けになっています。

このように、社員一人ひとりの人柄を理解し、優しく、そして時には厳しく指導してくださる社長や先輩方がいるおかげで、安心して働ける環境だと実感しています。

4. 目指すエンジニア像

私が目指しているのは、RPA技術を通じて企業の業務効率化を支援し、その先にある地域社会の活性化にも貢献できるエンジニアです。

このような想いを持つようになったのは、学生時代に地域経済を学んでいた経験がきっかけです。過疎化が進む地域では、人手不足や非効率な業務に悩む企業が多く、「効率化の技術でこうした企業を支援できたら」と考えるようになりました。

オルトロボに入社してRPAに出会い、研修や実務を通して、「RPAを使えば現実的にその支援が実現できる」と確信を持つようになりました。

将来的には、地方の中小企業を支援するプロジェクトに関わり、 IT技術を通じて学生時代からの目標だった「地域経済への貢献」を実現していきたいです。

5. おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

私は、エンジニアという仕事、そしてオルトロボという会社を選んで本当に良かったと感じています。 日々革新的な技術に触れながら働けることに誇りを持っていますし、職場環境だけでなく、一緒に働く仲間にも恵まれていると実感しています。 

入社後の2カ月間の外部研修では、他社の方々と交流する機会があり、新たに2人の友人もできました。 文系未経験からのスタートでしたが、こうした刺激を受けながら、前向きに日々努力を重ねています。 

このブログが皆様の参考になれば幸いです。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひオルトロボの新卒採用にご応募ください!